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  • 米陸軍揚陸艇「LCU2000」2隻が伊江村に入港した。初入港とみられる
  • 演習備品の運搬が目的だが、従来は民間船をチャーターしていた
  • 27日から始まる大型訓練を前に、米兵80人が県道を隊列で移動した

 【伊江】米陸軍所属の揚陸艇「LCU2000」(総トン数667・52トン、乗員15人)2隻が26日、伊江村の伊江港に入港した。村などによると、米軍艦船の同港入港は「初めてではないか」としている。演習備品の運搬が目的。これまで米軍が伊江島に演習で使う物資を運搬する際は、民間船をチャーターしていたという。島袋秀幸村長は「県外出張で詳細を把握しておらず、コメントできない。戻り次第確認して対応したい」と話した。

伊江港に入港した米陸軍所属の揚陸艇=26日、伊江村・同港

 一方、村内の県道で米兵約80人が大型リュックを背負い、片側1車線の車道を4列で米軍伊江島補助飛行場向けに歩く様子もみられた。日米地位協定5条で米軍の施設間の移動を認めているが、県などは隊列で進む「行軍」は周辺住民に不安を与えるため、米側に繰り返し自粛を求めている。

 村議会で基地問題を追及する名嘉實議員は行軍を目にし、「銃は携帯していなかったが危険で、観光イメージとしても良くない。やめるべきだ」と指摘した。

 村によると、船籍港は米海兵隊の金武レッドビーチ訓練場。米側は26~29日の午前7時~午後1時に使用する入港届を村に提出。揚陸艇からトラックやコンテナ、重機などが運び出された。本部発伊江島行きのフェリーには米兵約110人が乗船。村は米軍から27日~2月8日の大型訓練実施を口頭で確認した。

 名嘉議員によると、同訓練は年に1、2回実施され、同飛行場内にテントを張り空砲での銃撃戦など実施するという。飛行場に近い西崎区の住民は「早朝から夜間まで頻繁にヘリなど飛び、眠れない時もある。やめてほしい」と話した。