沖縄県地域保健課は3日、3月下旬から県内で麻疹ましん(はしか)の患者が12人確認され、さらに感染が拡大し流行の兆しが見られるとして、患者発生状況を最高の3に引き上げたと発表した。2日夜に県の関係者らでつくる「県はしかゼロプロジェクト委員会」が緊急会議を開き、決定した。2003年にはしか発生時の県の対応ガイドラインが施行されて以降、レベル3になるのは今回が初めて。

(資料写真)沖縄県庁

 小児が感染すると重症化する恐れがあり、県では定期予防接種の対象者(第1期=1~2歳、第2期=小学校入学前)への接種徹底を呼び掛けている。

 レベル引き上げに伴い、関係保健所や市町村では生後6カ月~12カ月未満児への予防接種の勧奨・公費負担の検討などの対策を強化する。

 患者12人は0~40歳代。3月下旬に台湾から沖縄本島へ観光で訪れ、最初に感染が確認された30代男性が利用した那覇市内のホテルや大型商業施設、中部地区の飲食店などで感染が広がったとみられる。