【東京】政府は26日の閣議で、航空自衛隊那覇基地の第9航空団を今月31日に、陸上自衛隊与那国駐屯地を3月28日にそれぞれ新設することを正式に決めた。閣議後の会見で中谷元・防衛相は「南西防衛体制の強化を目に見える形で示すものだ」と述べた。

那覇基地のF15戦闘機

 第9航空団は、築城基地(福岡県)のF15飛行隊を移駐し、2飛行隊、約40機体制とする。防衛省によると新たな航空団編成は約50年ぶりだという。31日の新編行事には中谷氏も出席する方針。

 また、新たな部隊配備となる与那国島では沿岸監視部隊員約150人の入隊式を開催する。防衛省関係者によると、3月の入隊式にも中谷氏が出席する方向で調整を進めているという。

 政府は、東シナ海での中国の海洋進出などを念頭に南西諸島の防衛力強化を打ち出している。2015年版防衛白書には与那国の沿岸監視部隊や那覇基地への第9航空団の新編などを明記。防衛省は宮古島、石垣島への陸自配備計画も進めている。