【読谷】「元気でよかった。ちゃーがんじゅー」-。申(さる)年生まれで数え109歳、満107歳の津波蒲戸(かまど)さん=読谷村長浜区=はことし、9回目の年男を元気に迎えた。村内の男性最高齢で、明治時代の1908年生まれだ。長浜区の生年合同祝いにきらびやかな衣装とずきんで正装して登場、「乾杯」とおいしそうにグラスのお茶を飲み干すと、親指を立ててニッコリした。

祝福を受け笑顔の蒲戸さん(右から2人目)と、娘のスエ子さん(右)、孫の(左から)新さん、公子さん=読谷村の長浜公民館

 長女の岸本スエ子さん(80)は「終戦直後は苦労したけど、みんなに囲まれ今は幸せ。父は誰にでも優しい。上等です」とほほ笑む。

 週5回は自宅からデイサービスへ通う元気者で、子ども6人、孫16人、ひ孫22人。孫の知花新さん(38)は「9回も年男を迎えるなんてめったにいない。自慢です」と祖父とハイタッチ。孫の公子(ゆきこ)さん(39)も「今でも私に『家を建ててあげる』って言いますよ」と楽しげに話した。

 酒もたばこもたしなまず、若いころからよく歩き、素足で畑に通ったという蒲戸さん。これからしてみたいことを尋ねられると「待ってよ~」と首をかしげ熟考した後、「ない!」と断言し、周りを爆笑させた。

 「元気だから、長生きしたい」と言い直した後は笑顔で手を振り、住民の祝福に応えた。

 長浜区の申年生年合同祝いは17日、数え13歳の子どもたちなどが参加し長浜公民館で行われた。