沖縄県地域保健課は4日、県内で麻疹(はしか)患者が新たに6人確認され、合計18人になったと発表した。

(資料写真)沖縄県庁

新たに感染が確認されたのは県内在住の8歳~30代の男女。県では、さらに感染が拡大し流行の兆しが見られるとして、県の対応ガイドラインに基づき、発生状況を最高レベルの3に引き上げている。県内ではしかの発生は2014年以来、4年ぶり。

 感染予防には2度の予防接種が有効で、県は定期予防接種対象者(第1期=1~2歳、第2期=小学校入学前)への早めの接種を呼び掛けている。定期予防接種は医療機関で無料で受けられる。対象外の人は有料。

 県では、厚生労働省にワクチンの在庫状況を問い合わせ、沖縄への安定供給が可能な状況を確認した。

 18人は0歳~40代で、3月下旬に台湾から沖縄本島へ観光で訪れ、最初に感染が確認された30代男性が利用した那覇市内のホテルや大型商業施設、中部地区の飲食店などを利用し、感染が広がったとみられる。

 空気感染するはしかは、感染力が非常に強い。小児が感染すると肺炎、中耳炎、脳炎などの合併症を起こすこともある。県内では、1999~2001年の流行時に0~3歳の9人が亡くなっている。