沖縄本島地方は少雨傾向が続いている影響で、国、県、県企業局管理の11ダム合計の貯水率が4日、50・3%まで下がり、平年値を16・8ポイント下回った。本島地方では3月中旬以降、まとまった雨が降っておらず、4月30日までの向こう1カ月の降水量も少ない見込みで、沖縄気象台は「このままの状態が続くようであれば、少雨に関する天候情報の発表も検討する必要がある」と説明している。

水位が下がり、赤土がむき出しになった大保ダム=3日、大宜味村(玉城学通信員撮影)

水位が下がった羽地ダム=3日、名護市(玉城学通信員撮影)

水位が下がり、赤土がむき出しになった大保ダム=3日、大宜味村(玉城学通信員撮影) 水位が下がった羽地ダム=3日、名護市(玉城学通信員撮影)

 国管理ダム合計の貯水率は49%。名護市の羽地ダムや大宜味村の大保ダムなどでは水位が下がり、赤土がむき出しの様子が確認された。4日午後7時40分現在、50%を切っているのは普久川ダム19・4%、辺野喜ダム40・4%、大保ダム40・8%の3ダム。

 同気象台によると昨年12月から今年2月の降水量は那覇、名護、久米島とも平年比を下回った一方、3月の沖縄地方の日照時間は同月の観測史上最多を記録した。4~6月の3カ月予報でも、降水量は少ない見通しという。

 県企業局によると、昨年のこの時期も少雨で11ダム合計の貯水率は平年を下回り、50%台だった。同局担当者は、14年に金武ダムの運用が始まるなど全体の貯水容量は増えているとし、「今すぐどうこうではないが注視している」と話した。

 JAおきなわ営農販売部の平田聡次長(50)は、農作物への影響はまだないとしながらも「少雨でオクラの定植が遅れ気味」と説明した。