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  • はしか患者増で沖縄県は6カ月~1歳未満にも無料で予防接種する
  • 県と市町村が費用を折半。「財政を心配している場合ではない」
  • 患者確認は4年ぶりで計21人が感染。感染源や予防接種歴は調査中

 沖縄県内で麻疹(はしか)の感染が拡大している事態を受けて、県保健医療部は5日、無料で予防接種を受けられる定期対象者(第1期=1~2歳、第2期=小学校入学前)に含まれない生後6カ月~1歳未満の乳児のワクチン接種に対し、市町村が費用を負担する場合に県が一部を補助する方針を決めた。県内の生後6カ月~1歳未満は約8500人。

「財政的な心配、している場合ではない」

 県は同日午前、県内ではしか患者が新たに3人確認され、4年ぶりに確認された先月下旬から合計21人になったと公表した。

 新たな感染者は県内在住の20~40代の男女で、推定感染源と予防接種歴などは調査中としている。

 生産量が多いはしかと風疹の混合ワクチン(MRワクチン)は約1万円で、はしか単独は約5千円かかる。

 県は、市町村と費用の2分の1ずつ負担し、受診者の負担をなくすことで積極的なワクチン接種を呼び掛けたい考え。3月23日以降、6月までに接種した分の補助を想定している。6日にも市町村と各保健所宛てに県の方針を伝える文書を出す予定。

 砂川靖保健医療部長は「乳児の保護者からの問い合わせが多く、財政的な心配をしている場合ではない。親御さんの不安を取り除くことができればと思う。積極的に受けてほしい」と話した。

 空気感染するはしかは、感染力が非常に強い。小児が感染すると肺炎、中耳炎、脳炎などの合併症を起こすこともある。

 県内では、1999~2001年の流行時に0~3歳の9人が亡くなっている。

 県医師会のホームページに予防接種実施機関の一覧表を掲載している。