ステーキハウス88を展開する沖縄テクノクリエイト(金城康次代表)は石垣市に農業生産法人「88牧場」を立ち上げ、和牛生産に乗り出した。オリジナルブランドとして、来年度から出荷を始める予定で、香港も含めたグループ12店舗に供給する。

(資料写真)ステーキハウス88の系列店「88ジュニア」で提供されるステーキ

 農業生産法人は昨年9月に設立。石垣市内に3万7千平方メートルの牧場を保有し、現在は20頭を飼育している。来年度から出荷を始める方針で、当面は年間20頭を出荷する。

 同社は県内にステーキハウスなど11店舗を展開。1978年の創業以来、地元客に親しまれる一方、外国人観光客の増加も追い風に店舗数を増やしてきた。

 昨年8月にはアジア出店を担う「88インターナショナル」を設立し、11月に香港で1号店を開店した。香港では、沖縄を訪れる観光客が増えており、石垣牛や本部牛などの知名度も高く、売り上げを順調に伸ばしている。今年中に2店舗目を出店する。

 今後も県内と海外で店舗数を拡大する計画で、和牛の生産から調理までを一貫することでオリジナルブランドを構築するほか、グループ店舗の安定供給にもつなげる。

 沖縄テクノクリエイトの金城康樹常務は「香港の店舗では県産和牛の人気がすごく高い。沖縄産の牛をアジアにも広めていきたい」と話した。(政経部・照屋剛志)