【伊江】米軍は29日、陸軍の揚陸艇2隻が2月5~8日まで伊江港を使用する入港届を伊江村に提出した。島袋秀幸村長は本紙取材に「好ましくない。自粛して民間船を使ってほしい」と語った。揚陸艇が26~29日まで同港を使用した際、村営フェリーの出港を7分遅らせるなど住民生活に影響が生じたことから、村議会(島袋義範議長)は抗議決議などの提案を協議する。村は29日、米軍艦船が26~29日に同港を使用したことについて、自粛を沖縄防衛局に申し入れた。

 村公営企業課によると、来月の入港目的は「軍備品の運搬」。今月、大型訓練のために搬入した物資を運び出すためとみられる。

 島袋村長は29日、防衛局で井上一徳局長に対し(1)訓練では従来通り民間チャーター船の使用(2)公共交通のフェリー出港に遅延を生じさせたことは遺憾(3)米兵が村内を隊列で進む「行軍」の自粛-を米側に伝えるよう口頭で申し入れた。

 27日のフェリーの遅延は、揚陸艇の入港遅れが原因。島袋村長によると、同艇の船長がフェリーの出港時刻を把握していなかったという。

 申し入れでは、28日には申請した港の使用時間(午前7時~午後1時)より早い午前5時半ごろに入港したため、事実確認も求めた。村公営企業課の宿直警備員がバースへの接岸を確認したという。29日は米軍の荷下ろしが遅れ揚陸艇1隻は5分程度遅れて出港した。