【ルイス高江洲佳代子通信員】アトランタ沖縄県人会(会長金城由美子)は昨年12月19日、アトランタ市郊外のベン・ロバートソン市営貸しホールで、忘年会・クリスマスパーティーを開催した。約140人の会員や家族、ゲストが沖縄への思いを共有した。10月の「世界のウチナーンチュ大会」の参加希望者には、過去の大会の経験者がプログラムを説明した。

3世代での参加もあった親睦会で交流を楽しむ参加者=アトランタ市郊外

 旧県人会長の又吉ツル子さん(77)=宜野湾出身=は「30年前、当時の西銘順治県知事一行がアトランタを訪問した際、家でホームパーティーをした。それが、ウチナーンチュ大会のきっかけとなったらしく、県庁はアトランタがウチナーンチュ大会の発祥の地としている」と紹介。「10月の大会には家族5人で参加する。すでに航空切符も購入し、子供たちに沖縄のルーツを体験させたい」と大会に期待した。

 親睦会の参加者は自慢の一品料理を持参、沖縄・日本食、米南部の野菜、肉料理もそろう。進行係は会長の夫でクレッグ・ホイットさん。幼児からシニアまで楽しめる集いにしようとプログラムにも配慮。食事中は、旧友や初めての参加者たちと日本語、島言葉(しまくとぅば)で話し、沖縄への思いも募った。「サンタはいるの?」「クリスマスおめでとう」など、児童がダンスフロアに集合し、日本語の音楽でダンスを体験。サンタからプレゼントを受け取り、記念撮影でクリスマスパーティーも盛り上がった。大人たちはラインダンスや「じんじん」のエイサーを楽しんだ。また宮城康子さんはハーモニカでクリスマスソングを披露した。 

 親睦会への案内は県系や多くの沖縄ファンにも送られ、口コミやソーシャル・ネットワークでの参加希望者もいる。米南東部には沖縄の伝統芸能、文化、生活、自然に関心を示している文化人も多く、県人会は諸活動への参加を歓迎。近年は「母が沖縄出身。子供たちに祖母のルーツを理解させたいので、家族で沖縄系との対話の場がほしい」との理由で3世代で交流を楽しむケースも目立つ。

 会場には沖縄観光コンベンションビューロー提供の観光資料や沖縄タイムスの紙面も並べられ、沖縄の観光スポットや新聞の沖縄の現状の写真にも注目された。「ギフト・ショップ」も設置され、新品同様なリサイクル用品を販売。売り上げは会の運営費となる。