宮古島への陸上自衛隊配備計画で、隊庁舎や宿舎などの駐屯地建設が進められている千代田部落会(下地吉夫会長)が、自衛隊員の同部落会への加入や公民館の建て替え、周辺道路の整備など6項目の要請事項を盛り込んだ陳情書を2月に沖縄防衛局と宮古島市に提出していたことが6日、分かった。配備先の部落会が事実上の容認に転じるのは野原部落会に続き2カ所目。下地会長は配備反対の姿勢は変わらないとしながらも「ここまで工事が進んでいる。嫌々ながらしょうがないから認めるしかない」と述べた。

陸上自衛隊の隊庁舎などの建設が進む千代田カントリークラブ跡地=1月20日、宮古島市上野野原

 下地会長によると、2月上旬に集会を開き、陳情書の文面を会長に一任することを決定。同中旬、各世帯を訪問して陳情書の文面を見せ、全29世帯のうち約20世帯が了承したという。同22日に役員と共に下地敏彦市長に面会し、陳情書を提出した。防衛局には文書を郵送した。

 千代田部落会は2016年8月に配備反対の決議文を採択している。決議撤回の可能性について、下地会長は8日の常会で新役員が選任されるため「次の会長が決めることになる」と説明。また、反対決議を維持しながら配備を前提にした陳情項目の実現の要求もあり得るとの見解を示した。