【北谷】米軍嘉手納基地跡地の北谷町上勢頭の宅地から基準値を超えるダイオキシン類が検出された問題で、沖縄防衛局は31日、周辺住民への説明会を初めて開き、「健康被害や地下水汚染の可能性はない」と安全性を強調した。住民からは「全区画での追加調査」「住民の健康調査の実施」などの要望が上がった。

環境基準を超えるダイオキシンが検出された宅地=北谷町上勢頭

 同局は上勢頭第二土地区画の宅地地中約6メートルで環境基準の1・8倍に相当するダイオキシン類1800ピコグラムが検出されたことなどを報告。土壌汚染対策法で示された有害物質25項目については、具体値は明かさず「すべて基準値内」とした。今後、ダイオキシン類についての土壌調査などを実施するが、具体的な開始時期は明言を避けた。

 会には住民や地権者ら約40人が出席。「家を建てる時、廃材が出た。米軍は何でも捨てる。多くの項目を調べるべきだ」「要望にはすべて『考慮する、検討する』との回答しかない」などの要望や不満が出た。