名護市辺野古の新基地建設をめぐる代執行訴訟で、福岡高裁那覇支部の多見谷寿郎裁判長が提示した和解案について、被告の沖縄県側は1日朝、和解案を公開して協議するよう、裁判所に求めた。竹下勇夫弁護団長が明らかにした。裁判所は国の意向を聞き、判断すると回答したという。

 県側は和解する、しないにかかわらず、県議会に説明する必要があり、その際、県議に対し口外しないよう求めることはできず、実質的に和解案を公開する状態になるのではないか、と指摘している。和解協議の期日は決まっていない。

 代執行訴訟は、翁長雄志知事の埋め立て承認取り消しを違法として、国が起こした。

 多見谷裁判長は1月29日の第3回口頭弁論で、「根本的」と「暫定的」の二つの解決案を示したが、内容を公開していない。裁判では15日に翁長雄志知事の本人尋問、29日に稲嶺進名護市長の証人尋問を予定している。