沖縄県は2日までに、県立北部病院にNICU(新生児集中治療室)を4月にも設置する方針を固めた。2015年4月の宮古病院、11月の八重山病院に次いで県内8施設目で、北部地区では初。ハイリスク妊娠や異常分娩(ぶんべん)に対応できる地域周産期母子医療センターの認定を目指す。県は医療機器の整備費用など1億8700万円の予算案を2月定例会に提案する。

沖縄県立北部病院

 認定されれば県内5医療圏域すべてにNICUが設置される。県立北部病院では15年10月に6年6カ月ぶりに産婦人科医4人体制が整い、NICU設置とセンター認定のめどが立った。

 現在はハイリスク妊娠の受け入れも増えており、NICUは既存の施設を使い4月にも3床から暫定的に始める。看護師の増員も県庁内で最終調整中で、年度内に6床を運用する体制を目指す。産科病床も19床から29床に増やす方針だ。

 予算案には沖縄本島北部や離島の医師確保を目的に14年度につくった20億円の基金を使用。産科医や小児科医が専門性を発揮できる高度医療環境を整え、医師の安定確保につなげる。

 県内で現在、NICUがある病院は県立中部、県立南部医療センター・こども医療センター、県立宮古、県立八重山、沖縄赤十字、琉球大学医学部付属、那覇市立の計7施設。(社会部・溝井洋輔)