【豊見城】スポーツ心理学が専門で、大相撲初場所で優勝した琴奨菊関にメンタルトレーニングを行った実績のある東海大教授の高妻(こうづま)容一さん(60)の講演会が2日、豊見城市の長嶺中学校で開かれ、同中学校女子バレー部員ら約70人に、やる気を出すための集中力やポジティブ思考の持ち方、気持ちの切り替え方を指導した。

心をリラックスさせる呼吸法や気持ちの切り替え方を指導する高妻容一さん=2日、豊見城市饒波・長嶺中学校

取り組みを前に気合を入れる琴奨菊(左)=両国国技館(共同)

心をリラックスさせる呼吸法や気持ちの切り替え方を指導する高妻容一さん=2日、豊見城市饒波・長嶺中学校 取り組みを前に気合を入れる琴奨菊(左)=両国国技館(共同)

 高妻さんは全国各地でプロやアマチュア選手にメンタル指導を行っている。琴奨菊関が5年前、スランプに陥っていた際には「強気が出過ぎてリズムを壊していた」と分析し、深呼吸で平常心を保つようアドバイス。立ち合い前に体を大きくそらせる「琴バウアー」のきっかけをつくった。

 スポーツメンタルトレーニングの目的として、勝つことや、うまくなることのほかに「人間的向上」を挙げる高妻さんは「強いチームの選手ほど心のスイッチのオン・オフができる。プラス思考でやる気を高め、練習に取り組もう」と呼び掛けた。

 講演は参加者らが随時、1対1のじゃんけんを行いながら進行。闘争心を高めつつ、勝者を褒める方式でプラス思考を学んだ。

 長嶺中2年の仲盛裕里絵(ゆりえ)さん(13)は「試合の中で楽しみながら気持ちを高められたらいい。プラス思考を大事にしたい」と感想を話していた。