沖縄市の泡瀬干潟で8日、渡り鳥のオオソリハシシギ8羽が丸まって羽を休め、餌をついばむ姿が確認された。オーストラリア辺りから繁殖地の北極地域に向かう途中とみられる。県内は渡りのコースだが、一度に8羽そろって観察されるのは近年で珍しいという。

渡りの途中に泡瀬干潟で羽を休めるオオソリハシシギの群れ。左端の1羽の右足にはオレンジ色のタグとみられる札がついている=8日午後1時すぎ、沖縄市の泡瀬干潟(ウミエラ館提供)

 干潟が一望できる博物館カフェ「ウミエラ館」の屋良朝敏館長が撮影した。

 くちばしが上に反っている大型のシギ。春の渡りの時期は雄の体の下側が赤褐色になる。1週間続けて1万キロほどの長距離を飛ぶ。

 沖縄野鳥の会の山城正邦会長は「開発によって県内では渡り鳥の環境が悪くなり飛来数も落ち込んでいたが、8羽そろうのは明るい話題」と話した。

 ウミエラ館や野鳥の会などが共催する泡瀬干潟と渡り鳥の写真展が13日まで、沖縄市役所1階で開かれている。