第11管区海上保安本部の下野浩司本部長は10日、那覇市港町の本庁舎で就任会見を開いた。尖閣諸島の周辺海域で頻発する中国公船の領海侵入などに対し「事態をエスカレートさせないよう、冷静かつ毅然(きぜん)とした対応を継続していく」と強調。名護市辺野古での新基地建設工事の海上警備については「海域の安全確保を最優先に考え、法令順守に関しても的確に対応していきたい」と話した。

下野浩司本部長

 下野本部長は11管区の海域について「中国や台湾などと隣接し、日本の海上交通の要になる」と指摘。領海警備を強化するため、宮古島海上保安部に規制能力強化型巡視船をさらに3隻増やし「機能的かつ効率的に活用しながら、的確な業務対応を行う」と述べた。

 同本部長は1983年3月に海上保安大学校本科(航海)を卒業。新潟県などを管轄する第9管区海上保安本部長を経て、11管本部長に就任した。