明治期に撮影されたとみられる首里城内の様子など沖縄関係の古写真約10点が、5日までに山形県内で発見された。同県米沢市にある上杉博物館が管理していた上杉家(旧米沢藩)のアルバムから確認されたもので、1881年から約2年間、沖縄県令(知事)を務めた最後の藩主、上杉茂憲(もちのり)から受け継がれたものとみられる。

山形県内で確認された明治期に撮影されたとみられる首里城内の写真。手前右端が久慶門で門上に小屋が確認できる。奧には歓会門や守礼門が見える(米沢市上杉博物館提供)

 琉球大学の高良倉吉名誉教授は「首里城北側の久慶門周辺の写真はあまりなく、初めて見た。首里城の最も古い写真のひとつで、久慶門上の木造の小屋が初確認できるなど今後の復元の上でも大変重要」と話している。

 沖縄戦などによる建物の損壊がないことなどから、上杉県令の任期前後に撮影されたとみられる。

 同写真は、6日から3月21日まで開催される上杉博物館の企画展「上杉家の古写真」で公開される。