【宜野湾】米軍岩国基地(山口県)所属の米海兵隊のKC130空中給油機が先月末県内に飛来した際、プロペラに装着するゴム製部品の一部(縦約61センチ、幅約8センチ)を落下させていたことが5日、分かった。宜野湾市などによると落下によるけが人などの被害報告は入っていない。県によると県内では昨年、同様の部品落下事故が8件起きており、ことしに入ってからは初の事例。

米軍普天間飛行場から離陸するKC130空中給油機=2014年07月15日沖縄県宜野湾市

 落下が確認されたのは1月29日午後7時ごろで、普天間飛行場を飛び立ったKC130が嘉手納基地に着陸後、乗員らの機体点検で部品がなくなっていることに気づいた。普天間、嘉手納の両滑走路では発見されなかったことから、両基地の間を飛行中に落下させた可能性が高いという。落下したのは空気を入れ膨らませることでプロペラに付着した氷を取り除く「除氷ブーツ」の一部。

 同市には30日に沖縄防衛局を通じて連絡があり、市は今月4日付で事故に抗議し再発防止策徹底を求める文書を同局と外務省沖縄事務所、米軍に郵送した。

 KC130はもともと普天間飛行場に駐留していたが、沖縄の基地負担軽減策の一環として2015年8月までに全15機が岩国基地に移転した。ただその後もたびたび普天間に飛来し訓練している。