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  • はしかワクチン接種を呼び掛ける緊急アピールを県などが発表
  • 患者は38人。流行は最大レベルで、終息に1~2カ月かかる見込み
  • 子どもだけでなく医療・学校・観光業者らにも予防接種を求めた

 沖縄県内で麻疹(はしか)患者が増え続けている事態を受けて、県はしか“0”(ゼロ)プロジェクト委員会の具志一男委員長と県の糸数公保健衛生統括監らが11日、県庁で記者会見し、県民にワクチン接種を呼び掛ける緊急アピールを発表した。はしか患者は同日までに38人となった。感染拡大を受けて県が新たに設定した乳幼児のワクチン接種補助の導入を決めた自治体は、同日までに38市町村となった。座間味、粟国、与那国の3町村は検討中。

はしか予防接種Q&A

 感染予防には2度のワクチン接種が有効。具志委員長は「ワクチン未接種や1回だけの感受性者を減らそう。流行を早く終息させるためにも、県民一人一人が予防や感染拡大防止を理解し、一丸となって対策に取り組んでほしい」と呼び掛けた。

 糸数統括監は「現在の状況は流行の最大レベル」とした上で「今後の3次感染や4次感染者数の推移に注意したい。終息にはあと1~2カ月かかる」との見通しを示した。

 県内では、台湾人観光客から4年ぶりに感染が確認された3月下旬から、11日までに0歳~50代まで合計38人の患者が確認されている。すでに家族や職場内での3次感染者が出始めており、警戒を強めている。

 県などは、無料で受けられる定期接種対象の1~2歳と、小学校入学前の1年間(幼稚園年長)の子どもや、医療従事者や学校関係者、乳児の保護者、不特定多数の人と接する観光関連の従事者へのワクチン接種を呼び掛けている。ただし、妊婦や妊娠の可能性のある人はワクチン接種ができないため、注意が必要。