【沖縄】馬の走る姿の美しさを競う琉球競馬「ンマハラシー」が1月31日、沖縄こどもの国であった。県内の乗馬クラブなど9団体の27頭が出場。人馬一体の優雅な走りを競った。トーナメント戦の結果、沖縄こどもの国の与那国馬「どぅなん」が優勝を果たした。

琉球競馬「ンマハラシー」で優勝した沖縄こどもの国の与那国馬「どぅなん」=1月31日午後、沖縄市・沖縄こどもの国

 ンマハラシーは戦後途絶えていたが、「世界でも独特の競馬を復活させよう」と2013年から同園で行われ、今回で11回目。会場になった芝生の広場には多数の観客が詰めかけた。

 レースでは2頭ずつが約50メートルのコースを往復して対戦。馬の足並みの美しさや姿勢、乗り手とのリズムの合い具合などにより、審判(ンマスーブカシラ)が勝敗を判定した。

 全力の駆け足は禁止で、比較的ゆっくりの「速歩」であくまで美しさを競うルール。知花花織などで着飾った馬や乗り手もおり、青空の下、緑の芝生を走る美しい姿に観客は大きな声援を送った。

 大会には日本中央競馬会(JRA)の元トップジョッキー、岡部幸雄さんが審判として参加。現役ジョッキーの田中勝春さんは久米島馬牧場の「ククル」に乗って出場し、広場を華麗に走り抜けた。優勝した「どぅなん」に負け1回戦敗退となったが「競馬と違い、駆け足になってはいけないのでとても緊張した。完敗して悔しいけれど、楽しかった」と笑顔で話した。

 この日は同園「ンマスクール」で乗馬を練習する阿部蒼大(そうた)君(山内小5年)、比嘉仁愛(にいな)さん(島袋小3年)が初出場し、堂々の騎乗を披露した。