【山城博明通信員】エルニーニョ現象による異常天候は世界各地で異変を巻き起こしているが、ボリビアも例外ではない。

満水状態のパイロン川(2005年1月撮影)

水量が少ないパイロン川の様子(2016年1月17日撮影)

満水状態のパイロン川(2005年1月撮影) 水量が少ないパイロン川の様子(2016年1月17日撮影)

 ボリビア国内で通常はいつも雨不足で悩む。標高3千メートルのボリビア高原地帯では数日で1年分の降雨量があり、逆に雨量の多いサンタクルス県全体では雨の量が少ない。

 サンタクルス県では昨年11月から雨が多くなるから警戒するようにと気象情報があったが、雨はあまり降らず、逆に各種作物の植え付けに影響が出たほどである。

 以前は、移住地全体に雨が降るのが普通であったが近年はそのような雨の降り方は少なく、局地的な雨が多い。極端な話で自宅は大雨だったが畑はかんかん照りといった具合だ。昨年12月中、オキナワ第1移住地の北側では300ミリほど雨が降ったが、20キロ南へ離れた第2移住地では80ミリないし場所によっては30ミリの降雨量と極端である。

 コロニア沖縄農牧総合協同組合(CAICO)の雨量測定記録によると、昨年11月と12月の雨量は第1移住地が80ミリと145ミリ、第2移住地が63ミリと87ミリ、第3移住地が41ミリと17ミリと非常に少ない。

 オキナワ第1移住地の西側を流れるパイロン川はこの時季は満水状態だがことしは水量がない。今まで降らなかった分、生産者たちは3月下旬から4月にかけて始まる農作物の収穫期に雨が多く降るのではないかと心配している。