【石垣】新しい石垣市役所の建設位置を問う住民投票が7日、石垣市総合体育館で投開票され、「旧空港跡地への移転」が1万1895票と有効投票の8割を占めた。老朽化による新庁舎建設場所を「旧空港跡地」か「現庁舎敷地」を問う2択で実施され、「現庁舎」は2655票にとどまり、投票率は39・05%だった。中山義隆市長は「住民意思がしっかり現れた」と述べ、近日中に移転先を決める意向を示した。

石垣市役所

 新市役所の建設を巡っては「新庁舎建設基本計画策定委員会」が昨年12月、「現在地での建て替え」を市長に答申。これに対し、市議会が「民意を反映していない」として、12月定例会で住民投票条例を可決していた。

 現市役所は低地にあることから、津波防災の観点や地域振興、事業費などの面で議論が交わされてきた。

 現庁舎所在地の美崎町公民館は「現地建て替え」を市議会に請願。旧空港跡地に近い複数の公民館は「旧空港跡地への移転」を市に要望するなど、地域単位で意見が分かれていた。

 一方、一般市民からは「内容が難しい」との声も多く、投票率への影響が懸念されていた。