【平安名純代・米国特約記者】米政府は6日(日本時間7日)、北朝鮮が「人工衛星」と称する事実上の長距離弾道ミサイルを発射した後に相次いで声明を出し、「米国や同盟国に対する深刻な脅威」などと強く非難した。

 ライス米大統領補佐官(国家安全保障担当)は、「新たな不安定化を招く挑発的行動であり、複数の国連安保理決議に甚だしく違反する」と非難した上で、「地域の同盟国の安全確保とともに、米国と同盟国を防衛するため、あらゆる手段を講じていく」と強調した。

 ケリー国務長官は「北朝鮮による挑発は、朝鮮半島だけでなく、地域と米国に対する脅威だ」と述べ、国連安保理とともに同国の責任を追及する構えを示した。

 米国防当局者は同日夜、軌道を追跡した結果として、「米国や同盟各国に脅威を及ぼすものではない」との見解を示した上で、「『打ち上げロケット』は宇宙空間に達したもようだ」と述べた。

 ホワイトハウスが5日に発表した声明によると、オバマ大統領は中国の習近平国家主席と事前に電話会談し、北朝鮮のロケット発射はミサイル試験を禁じる複数の安保理決議に違反するものとの認識で一致していた。

 国連の潘基文事務総長は、「誠に遺憾」とのコメントを発表し、北朝鮮に挑発的な行動を慎み、国際協定を順守するよう求めた。