【宮古・石垣】北朝鮮がミサイル発射通告期間を前倒ししたことで、宮古島市では地対空誘導弾パトリオット(PAC3)の配備時間が早まるなど、各市町村は休日の未明や早朝から対応に追われた。

北朝鮮のミサイル発射に備え、発射口を上空に向けたPAC3=7日午前7時16分、石垣市

 宮古島の平良港には7日午前3時31分、PAC3を積んだ輸送船が入港。今回は市管理の道路や駐車場など民間地に迎撃ミサイルの発射機が配備され、周辺が規制された。

 ミサイルの飛行ルートに重なる宮古島と石垣の両市では午前6時半以降、市長や防災担当職員、自衛隊員らが市役所に集まり、不測の事態に備えた。午前9時34分、全国瞬時警報システム(Jアラート)が各市町村に「ミサイル発射」を伝えると、県内各地の防災行政無線や携帯電話会社のエリアメールで県民に情報が発信された。

 宮古島市の下地敏彦市長は「発射通告期間が前倒しになり、対策を急いだ。最悪の事態を避けられたので安心だが、これ以上のミサイル発射はやってほしくない」と北朝鮮に自制を求めた。

 石垣市は午前11時前に防災無線で「被害なし」と安全宣言し、危機管理対策本部を解散。中山義隆市長は「直接的な被害はなく、ほっとしている。北朝鮮の行為は非難されるべきで、国際社会で抗議してほしい」と語った。

 PAC3部隊が配備されている航空自衛隊知念分屯基地がある南城市などでも、市長らが対策本部で警戒に当たった。