沖縄県宮古島市が12日までにまとめた2017年度の宮古島への入域観光客数は前年度比40・58%増の98万8343人となり、4年連続で過去最多を更新した。クルーズ船の寄港回数が16年度の1・6倍の147回に伸びたことが客数を大きく押し上げた。今後もクルーズ船の寄港増加や旅客機の新規就航が見込まれており、市は「20年度までは観光客数が過去最多を更新し続ける」と見通している。(宮古支局・仲田佳史)

3年連続国内ナンバー1に選ばれたこともある宮古島市・与那覇前浜ビーチ

3年連続国内ナンバー1に選ばれたこともある宮古島市・与那覇前浜ビーチ

 17年度のクルーズ船の客数は前年度比2・9倍の36万3968人。海外からの寄港が本格化した15年度から3年連続の更新となった。宮古島は那覇経由で周遊する寄港地となっており、那覇への寄港増加に伴って客数が増えているほか、17年度から県や石垣市と同じく乗員も客数に含めるよう統計方法を見直したことも大幅増の一因となった。

 航空便は前年度比8・2%増の62万4375人で4年連続の更新。全日空(ANA)が6月から10月まで名古屋-宮古線を期間運航したほか、機材の大型化で提供座席数が増え、搭乗者数も伸びた。15年1月の伊良部大橋の開通後、テレビや雑誌での露出が増え、観光地としての知名度が上昇、旅客数の増加につながっている。

 18年度はクルーズ船が188回寄港する予定。航空便はANAが6月から10月まで福岡-宮古線を期間運航するほか、昨年、期間運航だった名古屋-宮古線を通年運航に変更した。入域観光客数は5年連続の更新となる見通しだ。

 19年度も下地島空港の旅客ターミナル施設の開業で、20年度も平良港漲水地区の国際クルーズ船拠点港の整備完了で更新が続く見込み。市は観光振興基本計画(17~26年度)で21年度の入域観光客数を120万人に設定していたが、予想を大きく上回るペースで客数が伸びていることから本年度、計画を見直す。