【嘉手納】米アラスカ州にある米軍基地に所属する最新鋭ステルス戦闘機F22とF16戦闘機計26機が米軍嘉手納基地に暫定配備された件で、嘉手納町議会(徳里直樹議長)は9日午前、臨時会を開き、嘉手納基地への外来機の暫定配備中止や騒音防止協定順守などを求めた意見書案と抗議決議案を全会一致で可決した。

井上一徳局長に外来機飛来に抗議する意見書を手渡す徳里直樹議長(右)=9日、嘉手納町・沖縄防衛局

 徳里議長らは同日午後、沖縄防衛局を訪れ、井上一徳局長に意見書を手渡し、配備中止などを要請した。

 意見書では、嘉手納基地は常駐機と多くの外来機が混在する危険な状況だと指摘。町民は航空機による100デシベルを超える騒音と排出ガスによる悪臭被害、事故への不安と恐怖に悩まされているとし、「もはや人間として生活する環境は破壊され、精神状態は限界に達している」と訴えた。

 外来機の飛来訓練の中止や騒音と負担の軽減策の確実な実施、県外への機能移設と訓練移転、機能強化をやめることを求めた。

 井上局長は「航空機騒音規制を順守し、周辺住民への影響を最小限にとどめるよう米側に申し入れる」と答えるにとどめた。