2017年の那覇港へのクルーズ船の受け入れで、那覇港管理組合(管理者・翁長雄志知事)が過密状態などを理由に、47件の寄港を断っていたことが9日、明らかになった。同日開会した同組合議会の2月定例会で、管理組合側の担当者が又吉健太郎氏(浦添市議)の質問に答えた。

那覇港若狭バースに停泊する大型クルーズ船=2015年7月

 那覇港はクルーズ船寄港の予約申し込みが急増、日程の重複などで寄港を断るケースが年々増えている。

 17年はさらに増加することで、管理組合はクルーズ船の船会社とスケジュールや貨物バースの利用で調整しているという。15年は8件、16年は30件の寄港を断っている。

 管理組合によると9日現在、17年の那覇港寄港は貨物バース利用での申し込みを含め約190件。15年の寄港数は115件で、16年は176回を予定している。

 組合議会では、管理組合が那覇新港ふ頭の北側に検討しているクルーズ船専用の第2バースの建設調査費も取り上げられ、浦添市の野口広行副市長が負担分約700万円を市の新年度予算案に盛り込まない方針を説明した。その上で、浦添ふ頭の開発を議題とする会議(第5回長期構想検討委員会)の開催スケジュールが管理組合側から示されれば、基本的には補正予算で計上したいとの考えを示した。又吉氏への答弁。

 議会では、組合が前年度比4億795万円(8・8%)増となる50億4237万円の16年度一般会計予算案など11議案を提案した。