【石垣】新しい石垣市役所の建設場所を問う住民投票で有効投票の8割が「旧空港跡地」への移転を選択したことを受け、中山義隆市長は10日、新市役所を旧空港跡地に建設するとした新庁舎建設基本計画案を発表した。

 新市役所建設を巡っては、民間の策定委員会が「現庁舎敷地」での建て替えを市長に答申していたが、7日の住民投票では投票者数1万4700人のうち、旧空港跡地移転が1万1895票を獲得した。

 中山市長は「投票率は40%に届かなかったが、旧空港跡地が圧倒的に支持された。市民の大多数は高台移転を望んでいると判断した」と述べ、「策定員会の指摘した課題を新庁舎計画にいかし、現地の美崎町を空洞化させず、再開発に取り組む」との方針を示した。

 現庁舎跡地は商業施設の誘致などを想定。施設には行政手続きな可能な「出張所」の導入も検討する。

 新庁舎建設は、来年度までに実施設計を策定し、公共施設の高台移転に国が高率補助する「緊急防災・減災事業」を申請。2017年度に着工し、19年春の完成を見込む。