沖縄海邦銀行(上地英由頭取)は10日、2016年3月期第3四半期決算(単体)を発表した。貸出金の増加で主力の利息収入が伸びたが、前年度に大口債権の回収で増えた貸倒引当金戻入益が減少し、売上高に当たる経常収益は前年同期比1・4%減の96億3800万円だった。昨年12月に完成した新本店建設で消費税などの経費が増え、経常利益は21・1%減の18億4800万円となり、3期ぶりの減収減益だった。

 本業のもうけを示すコア業務純益は21・3%減の14億2300万円。新本店完成に伴うイベントなどで費用が増えた。不良債権処理額は縮小したが、貸倒引当金戻入益の減少が響き、与信コストは増加した。純利益は26・8%減の12億4500万円だった。

 預金残高(平均)は個人、法人ともに伸び3・6%増の6120億円。貸出金残高(同)は企業向けが好調だったほか、個人向けも伸長し5%増の4043億円となった。

 日銀のマイナス金利導入決定について、垣花充位総合企画部長は「調達コスト、資金運用を見直す必要があるかもしれない。影響を見極めて判断していく」とした。