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  • JTB沖縄と北部観光バスが空港と美ら海水族館を結ぶバスを運行へ
  • 現在、バスで移動するには乗り継ぎや多くの停車地の経由が必要
  • 免許のない観光客らに沖縄を楽しんでもらう環境づくりを目指す

 JTB沖縄(那覇市、杉本健次社長)と北部観光バス(名護市、仲泊栄次社長)が合同で路線バス事業に参入することが分かった。5月下旬にも、那覇空港と恩納村、本部町の沖縄美ら海水族館がある海洋博記念公園を結ぶシャトルバスの運行を始める。JTBグループが国内でバス事業を展開するのは初めて。(政経部・平島夏実)

(資料写真)那覇空港

 沖縄観光の課題解決と世界水準のリゾート地づくりを目指すJTB沖縄の「沖縄バリューアッププロジェクト」の一環。

 沖縄を訪れる観光客の約6割がレンタカーに頼っている現状を踏まえ、自国の免許証ではレンタカーを運転できない外国人や、免許を持たない若者、自家用車を持たず運転そのものに不安を感じているペーパードライバーも含め、ストレスなく沖縄観光を楽しめる環境をつくる狙いがある。

 運行予定ルートは、那覇空港、恩納村、美ら海水族館など。頻度は1日25便(1時間に1本程度)。運賃は既存のバス路線とほぼ同じ水準の大人1人当たり2千~2500円(全区間乗車時)で検討している。

 現在、那覇空港から美ら海水族館へレンタカーやタクシー以外で移動する場合、路線バスを乗り継ぐか、多くの停車地を経由する高速バスを使う必要がある。いずれも本数は少なく、リゾートホテルが集中する恩納村を経由する路線はさらに少ないため、現状では多くの観光客がレンタカーを選んでいる。

 今回のバス事業は、北部地域の観光振興につながるだけでなく、北部の住民が地元と那覇空港を行き来する際にも役立つとみられる。