【宮古島】東日本大震災から5年を迎えるのを前に、うるま市のNPO法人沖縄災害救助犬協会(真栄城忠之理事長)は3月3日から3日間、市内で災害時の人命救助にあたる災害救助犬やセラピー犬を紹介する。期間中、訓練公開や犬との触れ合い、しつけ教室などを開催し、市民の防災への理解を深めるきっかけづくりにしたいという。5日、同協会と下地敏彦市長が会見し発表した。

災害救助犬の説明をする下地敏彦市長(右)とNPO法人沖縄災害救助犬協会のメンバー=5日、宮古島市役所

災害救助犬を活用した捜索訓練=2012年10月、糸満市内

災害救助犬の説明をする下地敏彦市長(右)とNPO法人沖縄災害救助犬協会のメンバー=5日、宮古島市役所 災害救助犬を活用した捜索訓練=2012年10月、糸満市内

 同協会は2003年4月に設立された。09年10月に全日本救助犬団体協議会に加盟。全国的なネットワークに参加し活動を続けている。災害救助犬は優れた嗅覚を生かし、地震や台風などの災害で倒壊した家屋の下敷きになった被災者の捜索に当たる。11年3月11日に発生した東日本大震災では岩手県釜石市と大槌町に救助犬3匹と会員5人を派遣し、行方不明者の捜索活動に参加したという。

 また、同協会は災害の無い平時に、セラピー犬(動物介在活動犬)を活用して、学校や老人福祉施設などで犬と触れ合うことで、思いやりの心を育てたり安らぎと癒やしの時間を提供するなどしている。

 宮古島での訓練公開や触れ合い交流は3月3~5日の期間中、市立下地小や下地中、下地保育園などで子どもたちや児童・生徒を対象に実施。一般向けには5日午前10時から市中央公民館で行う。

 真栄城理事長は「被災地からの報告や子どもたちには災害時の避難のあり方なども伝えていきたい」と述べた。