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  • 琉大のチームが万座毛などの沖合でスナギンチャクの新種を発見
  • 雷光のような形状から「イナズマヤドリスナギンチャク」と命名
  • 新種発見は85年ぶり。沖縄本島の固有種の可能性がある

 琉球大のジェイムズ・ライマー准教授(42)と博士前期課程1年の喜瀬浩輝さん(23)らの研究チームが、恩納村万座毛と読谷村残波岬の沖合で、スナギンチャクの新種1種を発見した。雷光のような形状から「イナズマヤドリスナギンチャク」と命名された。

水深約30メートルの海底から発見された新種のイナズマヤドリスナギンチャク=2015年7月、恩納村万座毛沖

 釣りの餌に使われる「イソメ類」の棲管(せいかん)(巣穴)の上に生息するヤドリスナギンチャクの新種発見は85年ぶり。沖縄本島の固有種の可能性があるという。

 発見されたのは2015年7月で、沖合約20メートルの水深約30メートルの斜面。ヤドリスナギンチャク類は100~5千メートルの深い海底に生息し、スキューバダイビングでも観察できる水深で見つかるのは珍しい。

 喜瀬さんは「琉球列島の海域では新種の発見が相次いでいる。あらためて海の生物多様性が示された」と話した。研究チームは、パラオでも別の新種「ジグザグヤドリスナギンチャク」を発見した。研究論文は、国際学術雑誌「ZooKeys」に掲載された。