膵臓(すいぞう)に腫瘍が見つかり、休養している沖縄県の翁長雄志知事は16日午前、12日ぶりに県庁に出勤した。県の幹部職員が出席する政策会議や副知事との三役会議などに出席した。

12日ぶりに登庁し、記者団の質問に答える翁長雄志知事=16日午前、沖縄県庁

 県庁1階ロビーで、記者団の前に立ち止まった翁長知事。紺のスーツに、薄黄色のネクタイを締め、「先日、記者会見した時から何も変わっていないので、いま、チェック、チェックでね、しっかり元気に頑張っています。ひとつよろしくお願いします」と語った。

 手術や入院の日程を問われると、「先生(医師)と、病院側とでね、打ち合わせ中ですので」と述べるにとどめた。

 会議に出席した県幹部によると、翁長知事は「心配をかけてしまったが、副知事や政策調整監を中心に県民のために働いてほしい」と指示。特に、県内で感染が広がっている麻疹(はしか)への対応を協議したという。

 翁長知事は5日の人間ドックで膵臓に腫瘍が見つかり、浦添総合病院で精密検査を受けた。膵体尾部の2センチを超える腫瘍を切除するため、再入院し、4月中に手術するという。

 10日の記者会見では「医師から根治できる状況と聞いている。手術後に早期復帰し、私に与えられた知事としての責任を全うしたい」と辞任を否定していた。