糸満市阿波根のベタニヤゆいまーる教会で13日、児童生徒に食事や居場所を無料で提供する「こども食堂」が始まった。準備したクリームシチュー50食を、子どもらはおいしそうに頬張った。伝道師の金城米子さん(69)は「憩いの場にしたい」と利用を呼び掛ける。土日、祝日の午後6~8時に開催する。

こども食堂の利用を呼び掛ける金城米子さん(左から2人目)ら=13日、糸満市阿波根・ベタニヤゆいまーる教会

こども食堂に訪れた親子と談笑する川満牧子さん(左)=石垣市登野城「のりば食堂」

こども食堂の利用を呼び掛ける金城米子さん(左から2人目)ら=13日、糸満市阿波根・ベタニヤゆいまーる教会 こども食堂に訪れた親子と談笑する川満牧子さん(左)=石垣市登野城「のりば食堂」

 4年ほど前から、昼夜問わず食料品を求めて同教会を訪れる人が増え、必要性を感じた金城さんがスタッフらの協力を得てオープンにこぎ着けた。資金は教会への献金などで賄い、利用者の送迎も行う。

 事務局の神里千賀子さん(45)は「小中高校生が対象だが、未就学児や保護者も利用してほしい」と話した。問い合わせは同教会、電話098(992)8881。

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 石垣市登野城の老舗食堂「のりば食堂」も同日、休日に家族で過ごす時間を増やしてもらおうと「石垣島こども食堂」をオープン。月2度、子どもや子どものいる家族に低価格で料理を提供する。

 創業55年、12年前に店を継いだ川満祐次さん(54)は本紙連載「ここにいるよ 沖縄子どもの貧困」を読み、「できることから始めよう」と決意。妻牧子さん(54)も「微力ながら地域で育てる環境をつくりたい」と話す。

 ブログなどで紹介すると、滋賀県の稲作農家から米30キロが送られてきたり、近所の人からケーキの差し入れや、皿洗いなど手伝いの申し出も。小さな子ども3人と来店した20代の女性は「休日、子どもたちと過ごす時間も多くなる。本当にありがたい」と感謝した。同食堂は第2、第4土曜の午後5~7時、中学生以下300円、大人500円で提供する。