沖縄県内の書家181人が流派を超えて作品を一堂に披露する「第38回県書作家協会木筆會書道展」(主催・同会、共催・沖縄タイムス社)が16日、那覇市民ギャラリーで始まった。21日まで。入場無料。

かなや漢字、篆刻など会員の個性豊かな力作が並ぶ木筆會書道展=16日、那覇市民ギャラリー

 墨の濃淡や紙の形態、漢字やかな、調和体など多彩な書体は見る人を楽しませる。花札をモチーフとした作品や、瓦の先端の円形部分「瓦当」文様をあしらったものなど、自由な作風の中にも、会員の確かな実力を感じさせる。

 豊平峰雲会長は「入賞や入選を意識することなく、会員が楽しみながら創作した。作家の心象を想像しながら絵画的に鑑賞するのもいいだろう」と話した。

 福島県から沖縄に移住し、同会の東江順子さんに師事しているという須藤保さん(69)=那覇市=は「沖縄の作品は質が高い。豊平会長が解説した筆の動かし方は参考になった」と満足した様子だった。