日本銀行のマイナス金利政策が16日、始まった。導入に伴い、琉球銀行と沖縄銀行は預金金利を引き下げた。民間金融機関が日銀に預け入れるお金の一部に逆にコストがかかる史上初の事態に、全国的に預金金利引き下げなどで収益環境を改善する動きが相次いでいる。ほかの県内金融機関も検討しており、金利引き下げは避けられない状況だ。

金利を引き下げた預金商品

 琉銀は九つの預金商品、沖銀は五つで金利を引き下げた。両行とも大口定期預金や預入期間2年以上の一部商品が対象で、担当者は「預金顧客の大部分が1年以下の商品に預け入れている。影響を最小限に抑えるため、顧客の少ない商品に絞った」としている。

 両行は1千万円以上の大口預金5年ものを0・02%引き下げ、年利0・04%にしたほか、2~4年ものを0・01%下げ0・03%にするなどの対応をとった。琉銀は15日付、沖銀は8日付で、3年半ぶりの改定となる。

 金融機関は貸出金の原資として、預金獲得でも競争を繰り広げていたが、収益環境が悪化する見通しとなり、即応的なコスト削減の一環として預金金利引き下げに踏み切った。

 担当者は「状況を見ながら、今後も対応を検討していく」としており、市場環境によってはさらなる金利引き下げや、対象商品が広がる可能性に含みを持たせた。