災害時に通信インフラを迅速に復旧させるための訓練(主催・第11管区海上保安本部など)が16日、那覇空港であった。海上保安官や大手通信会社(NTTドコモ、ソフトバンク、KDDI・沖縄セルラー電話)の職員約30人が参加。大手携帯会社の3社の職員が海保の中型飛行機にアンテナなどの災害応急資材を詰め込んだ。

アンテナなどの入った災害応急資機材を海保の中型機に詰め込むソフトバンクの職員ら=16日、那覇空港

 これまで、船に資材を詰め込む訓練は全国で実施されていたが、航空機を使っての訓練は全国で初めて。災害で通信インフラが遮断された際、被災地の通信を復旧させるのが目的で、沖縄は離島を多いことから迅速に運べる航空輸送の搭載訓練が実現した。

 訓練では災害で離島の通信インフラが遮断した際、復旧させるために資材を輸送することを想定。電話会社の職員がアンテナの部品が入った箱10ケース(計400キロ)を30分間かけて運びこんだ。

 第11管区海上保安本部の玉越哲治総務部長は「沖縄は離島が多く広範囲にわたって人が住んでおり、台風災害も多い地域。災害発生時、通信会社と協力して情報インフラの復旧と確保に努めていきたい」と話した。