家庭内暴力(DV)や生活困窮などの問題を抱えた母子世帯を受け入れる那覇市母子生活支援センターさくら(當眞郁子施設長)に16日までに、匿名の男性からジャガイモなどの野菜が届けられた。子どもの貧困に関する本紙報道がきっかけで、センターは「温かい支援に感謝したい」と感激。利用する20世帯56人に分配した。

匿名の男性から寄せられたジャガイモやニンジンなど=那覇市・母子生活支援センターさくら

 當眞施設長によると、男性は13日昼ごろ「自分の畑で採れた」と2ケース分のジャガイモを持って訪問。自ら買ったとみられるニンジンやタマネギもあり「これでカレーを作ってね」と言い残し、立ち去った。

 センターの利用世帯は、乳幼児の給食やおやつ以外は自炊。夫の暴力から着の身着のまま逃れて来た女性(47)は「周囲の手助けがこんなにありがたいとは」としみじみ。3歳女児を育てる女性(21)は「ポテトサラダや子どもが大好きなカレーを作りたい」とほほ笑んだ。