エフエム沖縄の人気番組「ゴールデンアワー」が18日から、「子どもの貧困」問題を考えるコーナーを始める。パーソナリティーの西向幸三さん(44)が本紙連載「ここにいるよ」などの記事を通して、県内の子どもたちの貧困の実態を知り、企画した。西向さんは「すべての子どもたちが笑顔でいられる社会づくりをみんなで考えていきたい」と話す。

「『子どもの貧困』の問題をみんなで考えていきたい」と話す西向幸三さん=浦添市・エフエム沖縄

 西向さんは小2と5歳の男児の父。幼少期、父親の事業が傾き、米さえ買えない、極貧生活を経験したことがある。新聞配達のアルバイトで教材費や部費を賄った。「ほかの子は小遣いをもらっているのに、なんで自分だけは、とつらかった」と振り返る。

 県の調査では3人に1人の子どもたちが貧困状態にあると明らかになった。「おなかをすかせている子がこんなにいるというのは衝撃だった。親世代として何とかしなければと思った」

 子育て世代のリスナーからは、「給料が上がらない」「残業代が出ない」などの声が届く。「雇用形態、社会保障を充実させ、親を救わないと、貧困の連鎖が続くだけだ」と指摘する。

 番組は平日午後2時から同3時50分。18日は2時台に、本紙の高崎園子記者と田嶋正雄記者が出演し、貧困の現状や課題を語る。当面は月1回のペースで子ども食堂など、支援の現場で活動する人らをゲストに迎える予定という。