リクルートが運営する旅行サイト「じゃらん」のポイントキャンペーンを悪用し約300万円をだまし取ったとして、警視庁サイバー犯罪対策課は17日までに、那覇市前島の簡易宿泊所「ゲストハウス・パラダイス沖縄」を経営する男(54)、宮崎県都城市の無職の男(34)の両容疑者を電子計算機使用詐欺の疑いで逮捕した。いずれも容疑を認めているという。同日、東京地検に送致した。

ゲストハウス・パラダイス沖縄のホームページ

 同課によると、じゃらんは昨年、新規アカウント作成者に千円相当のポイントをプレゼントするキャンペーンを実施。2人は共謀して、メールアドレスを変えて大量に取得したアカウントを使い、経営する男のゲストハウスに宿泊したように装って、リクルートからポイント分の現金を支払わせていたという。

 無職の男は「生活費欲しさに約3年前からじゃらんで1千万円以上だまし取った」と供述しているという。2人は知人で、リクルートへの手数料を除いた金額を分け合っていた。

 逮捕容疑は昨年4月30日~6月26日の間、3033回にわたり、インターネットで不正に取得したアカウントを使って経営者の男のゲストハウスに無職の男が宿泊したとの虚偽情報をじゃらんに送信、リクルートから1泊当たり千円をだまし取った疑い。

 那覇市前島の簡易宿泊所「ゲストハウス・パラダイス沖縄」では、経営者の突然の逮捕に利用客や周辺住民から驚きの声が上がった。約3カ月前から宿泊している40代女性は「まさか、経営者が違法なことをしていたなんて」と驚いた様子だった。

 周辺住民らによると、ゲストハウスは約5年前から営業。じゃらんの「売れた宿部門」や楽天トラベルなどの表彰経験もある。HPによると定員は36人で、コインランドリーやレンタルバイク・自転車も営んでいた。