沖縄県地域保健課は19日、県内で新たに那覇市内の30代女性2人が麻疹(はしか)に感染したことが確認され、4年ぶりに3月下旬に患者が確認されてから合計65人になったと発表した。女性の1人は医療従事者で感染者の診療時に感染したとみられ、院内感染者は同日までに計5人に上る。今回の流行で医療従事者の感染が確認されたのは初めて。

はしかゼロキャンペーンの横断幕(資料写真)

 はしか流行を受け、県は19日までに全部局長らで構成し、情報共有や対応方針を決める「県危機管理連絡会議」を設置することを決めた。患者数が増え続け、観光客のキャンセルや学級閉鎖など各方面への影響が出ており、所管の保健医療部だけでなく全庁体制で対応を協議する必要があると判断した。池田竹州知事公室長が議長を務める。20日に関係課長らによる幹事会を開き、23日に第1回会議を開催する予定だ。

 19日に感染が確認された医療従事者の女性は2度の予防接種歴があり、患者と接触した5日後に3度目のワクチン接種をしたが、感染した。ただ、一定の免疫があることから症状は軽いという。

 また、14日の検査で感染が確認されていた、うるま市内の30代男女2人も新たに院内で感染の疑いがあることが確認された。

 県では、院内感染の拡大を防ぐため、発熱や発疹などはしかの症状がある人は必ず電話で「はしかかもしれない」と事前連絡した上で受診するよう求めている。