沖縄県北大東村特産のジャガイモ「ニシユタカ」を使ったパンと菓子が、沖縄本島と同村で発売される。この春、村立北大東中学校を卒業し、本島の高校に進学した70期生6人が商品開発に携わった。6人は「間違いない味」「自慢の商品」と胸を張り、「島を代表する特産品になれば」「本島の先生や同級生にも食べてもらいたい」と意気込んでいる。

北大東村と沖縄本島で販売される「北大東島じゃがいもビスコッティ」(後列)と「北大東島ポテトサラダパン」

特産のジャガイモを使ったパンと菓子の商品開発に携わった北大東中学校70期生=19日、県庁

北大東村と沖縄本島で販売される「北大東島じゃがいもビスコッティ」(後列)と「北大東島ポテトサラダパン」 特産のジャガイモを使ったパンと菓子の商品開発に携わった北大東中学校70期生=19日、県庁

 15歳で島を出る子どもたちのキャリアアップ教育事業として村が実施。離島活性化コンサルタントのカルティベイトが企画し、那覇市内に2店舗を構える「いまいパン」店主の今井陽介さん(41)の全面的なバックアップで、「北大東島ポテトサラダパン」「北大東島じゃがいもビスコッティ」を開発した。開発に携わったのは、吉原元太郎さん(首里高1年)、玉城利樹さん(那覇西高1年)、屋嘉比脩吾さん(那覇国際高1年)、比嘉愛さん(浦添工業高1年)、仲宗根鈴梨さん(同)、仲本卓矢さん(陽明高1年)。

 当初、カレーパンにする案もあったが「ジャガイモの風味がなくなってしまう」と中身をポテトサラダに。ビスコッティは本来とても硬いが、お年寄りから子どもまで食べやすいように軟らかめにするなど、皆で意見を出し合い、試作を重ね、完成させた。

 ビスコッティはパッケージにジャガイモに見立てた6人の似顔絵も入っている。

 玉城さんは「皆で意見を出し合って作り、思い入れが強い。島を代表する特産品になったらうれしい。那覇でも広めたい」と話した。

 今井さんは「子どもたちの意見を最大限に取り入れた商品を広めていけたら」と話した。

 パンは20日から、いまいパン真地本店、古島店で発売。ビスコッティは両店で既に販売中で、北大東村のJAなどでは5月1日から開始する。問い合わせはいまいパン、電話098(836)3008。