2015年の沖縄県内のオートバイ盗で摘発された113人のうち約9割(103人)が20歳未満の少年であることが11日までに、沖縄県警のまとめで分かった。窃盗全体に占める少年の割合は3割だが、オートバイ盗で少年の割合が際立っている。インターネットの交流サイトで盗品とみられるオートバイが売買されており、県警の捜査関係者は「ネットを使用して、簡単に売り買いできる環境がオートバイ盗を助長させている」と指摘する。

盗難品と思われるオートバイの取引の記録。掲示板に「書類なし」と書かれている

 県警によると、昨年、摘発された刑法犯少年は817人で、75%に当たる612人が窃盗犯。全体の摘発者数は1870人で前年に比べて107人減少したが、窃盗犯は同0・8%減でほぼ横ばい。オートバイ盗は前年と同数で、中高生が約7割占め、中学生に限っては盗んだオートバイを無免許で乗り回している可能性も高い。

 沖縄県内の少年らがよく利用するインターネットの交流掲示板ではオートバイの売買が匿名で盛んに行われており、「書類なし」や「訳あり」といった表記で盗品を暗示するようなやりとりも確認できる。

 掲示板を知る、中古オートバイ店を経営する那覇市の男性(50)は「1台30万円する車両が交流掲示板では5万円で取引されている場合もある。盗難品は価格を見て判断することが可能だ」と話す。

 沖縄県警少年課の吉浜信永次席は「少年のバイク盗などの軽微な犯罪は重大犯罪に手を染める入り口となりかねない」と指摘。「警察、住民、学校が密に協力して、バイク盗を含む少年犯罪の防止に努めなければならない」と話した。