沖縄県サッカー協会は20日、使わなくなった体育館シューズ200足をマダガスカルの子どもたちへ贈った。多くの子どもらが靴を履かずにサッカーをしているため、青年海外協力隊として現地で活動する宜野湾市職員、棚原直哉さん(37)の相談を受けた同協会が、県内の中学校に体育館シューズの提供を依頼し実現した。

体育館シューズを詰めた段ボールを上地義徳副会長から受け取る棚原直哉さん(右)=20日、那覇市奥武山・県サッカー協会事務所前

棚原さんがサッカーを教えるマダガスカルの子どもたち(棚原さん提供)

マダガスカルの子どもたちにサッカーを教える棚原直哉さん(右)(棚原さん提供)

体育館シューズを詰めた段ボールを上地義徳副会長から受け取る棚原直哉さん(右)=20日、那覇市奥武山・県サッカー協会事務所前 棚原さんがサッカーを教えるマダガスカルの子どもたち(棚原さん提供)
マダガスカルの子どもたちにサッカーを教える棚原直哉さん(右)(棚原さん提供)

 マダガスカルでは毎日、サッカーの話題が新聞の1面に載るほど人気。宜野湾市内の小中学校でサッカー指導をしていた棚原さんは昨年9月からマダガスカルに渡り、クラブの立ち上げと指導に携わる。子どもたちの多くは経済的な理由で靴が買えず、はだしや靴下のままで、石などをボール代わりにサッカーに取り組んでいるという。

 棚原さんは、現地の状況を真志喜中で同僚だった県サッカー協会の上地義徳副会長に相談。上地さんの呼び掛けで、真志喜中と普天間中の卒業生が体育館シューズ計200足を提供した。シューズは、真志喜中女子サッカー部員が洗ってきれいにしたという。

 那覇市内で20日、贈与式があり、一時帰国中の棚原さんがシューズを受け取った。これまで日本サッカー協会もボールを寄贈しているといい、棚原さんは「子どもたちが安全にサッカーを楽しめるよう、指導に役立てたい」と感謝した。

 上地さんは「現地の子が思い切りサッカーができるようになればうれしい」と話した。