琉球大学は20日、卒業生の70代男性から3億円の寄付があり、寄付金を基に学生のための国際交流支援事業を実施すると発表した。琉大生の海外派遣や、受け入れる外国人留学生への奨学金支給などに活用する。同大で億単位の寄付は初めてという。

国際交流支援事業について説明する大城肇学長=20日、西原町・琉球大学

 同大によると、寄付をしたのは、理学部を1970年に卒業した与那国島出身の男性。卒業後に東証1部上場のIT会社を起業した男性は「学生には広く世界に目を向けた将来に夢を持って頂きたく、国際交流の支援に役立ててほしい」と、2月に寄付したという。

 同大は寄付金などを原資に「琉球大学QUEST基金」を設置。主な事業として、短期交換留学生や海外研究機関に留学する大学院生に奨学金を支給するほか、語学能力試験費用の一部補助などに当てられる。

 大城肇学長は「寄付者の意向を踏まえて活用し、探求心旺盛で世界的視野を持って活躍できるグローバル人材を育てていきたい」と述べ、寄付に感謝した。