作家の百田尚樹氏が22日、沖縄県宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで講演した。地元の米軍普天間飛行場周辺の住民について「基地周辺に行けば商売のチャンスがあると集まった」「基地はない方がいいが、基地があるから振興した面も現実としてある」と述べた。

百田尚樹氏

 百田氏は2015年の自民党本部、昨年の名護市での講演でも同様の持論を述べている。戦前、9千人以上が暮らしていた宜野湾中心部の土地を米軍が接収した経緯は「そうかもしれない」と言及した。

 中国の脅威を強調する中で「中国人は歴史的に残虐な民族」と発言。「沖縄の活動家ははっきり中国と手を結んでいる。日本から独立させようとしている」と語った。情勢調査で「オール沖縄」候補に投票する人に60代以上が多いことを挙げ、「団塊の世代が死ねば日本はかなり良くなる」とも話した。

 また、本紙記者を繰り返し名指しして「気持ち悪い」「うそつき新聞」などと批判。昨年の名護市での講演後、本紙記者が発言の真意を尋ねる様子を撮影した動画を「アトラクション」として開演前の会場で上映した。一方で、22日は本紙の取材に応じなかった。

 講演は仲井真弘多前知事らが呼び掛けた。1550人(主催者発表)が来場した。