【南城】南城の聖地や史跡をウオーキングや自転車で巡る「おきなわECOスピリットライド&ウオーク」が21日、南城市内で催された。東海岸から上る朝日を浴びて参加者はスタート。歴史を学び会話を楽しみながら、癒やしと元気をもらった。

斎場御嶽の三角岩で、聖地の歴史を学ぶ自転車のライド30キロの男女ら=21日、南城市知念久手堅

4世代のファミリーに囲まれて完走証を手にする盛根政子さん(前列左から3人目)=21日、南城市・ユインチホテル南城

斎場御嶽の三角岩で、聖地の歴史を学ぶ自転車のライド30キロの男女ら=21日、南城市知念久手堅 4世代のファミリーに囲まれて完走証を手にする盛根政子さん(前列左から3人目)=21日、南城市・ユインチホテル南城

 ガイド4人が案内する聖地斎場御嶽(せーふぁうたき)。三角岩近くの拝所で説明に耳を傾け、手を合わせた自転車のライド30キロコースで宜野湾市の教員、玉里真紀さん(41)は「パワーをもらった」と元気よく参拝道を下った。

 ウオーク20キロの参加者は、知念地区の海岸沿いを歩く新コースを楽しんだ。南風原町の與那嶺好子さん(56)は「海を見ることができて気持ちいい」。会社員の夫照光さん(58)は「ゴールで孫4人が待っている。ビールも楽しみ」と話した。

 大里城址公園を往復するウオーク7キロは、パークゴルフも楽しむことができる。同市玉城から友人4人で参加した大城米子さん(70)は「きょうは天気が良くて最高」と軽快なクラブさばきをみせた。

 垣花樋川では足を止め、湧き水をすくう姿も。那覇市の照屋恵美子さん(70)は、夫の幸善さん(74)らとノルディック12キロに挑戦。「アップダウンは激しいけど気持ちいい」と笑顔だった。

■4世代で7キロ完歩 盛根さん家族

 南城市佐敷の「盛根ファミリー」は最年長の盛根政子さん(86)から最年少の亮介君(7)=馬天小1年=まで総勢13人、4世代で7キロコースを歩き通した。「集まることが何より楽しい」と政子さん。ゴールの後はみんなで輪になって重箱のおにぎりを頬張った。

 「にぎやかでしょう」とうれしそうな政子さん。過去に3世代で出場経験があるが、4世代は今回が初めて。昨年はキビの製糖期と重なって出場を見送っただけに、喜びも倍になった。

 普段から、模合やキビの収穫など、大勢で集まる機会が多いファミリーだが、長男の善信さん(63)は「年齢に関係なく楽しめるのがこの大会のいいところですね」と目を細める。

 ひ孫の亮介君は「後半はおんぶしてもらいたいほど疲れた」と冗談交じりに話す。政子さんは「元気な間はみんなで楽しんで歩きたい」と希望した。