伊江村立伊江小学校(山城祐市校長)の屋上などに蓄電池付き太陽光発電施設が設置され、10日、関係者らによる点灯式があった。地震や台風などによる大規模な災害に備え、避難所や防災拠点などに再生可能エネルギーなどの導入促進が目的。県が環境省の基金で実施している「県再生可能エネルギー等導入推進基金事業」の補助金を活用した。

点灯式で笑顔を見せる(左から)島袋伊江村長、錦織研究企画係長、児童代表の屋嘉比君、古謝統括官=伊江村立伊江小学校

 事業費は全額補助で約6005万円。県は離島を中心に10市町村の庁舎や学校、社会福祉施設など防災拠点や災害時に機能を保持すべき公共施設の計26施設への導入を進めており、伊江小が最初の設置となった。

 式典には環境省総合環境政策局環境計画課の錦織(にしごり)善隆研究企画係長や県環境部の古謝隆環境企画統括官、島袋秀幸村長や関係業者、同校児童らが参加。一日の発電量や電力消費量などが一目で分かるモニターが点灯すると、児童らから歓声が上がった。

 島袋村長は「伊江小は、村の地域防災計画の重要避難施設、地震・津波緊急避難施設の一時避難場所に指定されている。住民の緊急避難時の停電対応が大きな課題だったが、同設備の完成で解消された」と評価。「今後は村民の防災意識の啓発と向上、児童らの環境教育に利用できるのでは」と期待を述べた。

 児童代表の屋嘉比翔君(6年)は「学校生活に欠かせない電気をたくさんつくってくれるほかに、災害時の非常用電源としても使われることを知ってすごいと思った」と話した。(屋嘉比りさ通信員)