【嘉手納】北谷浄水場や米軍嘉手納基地周辺の河川から残留性有機汚染物質のフッ素化合物PFOS(ピーホス)が高濃度で検出された問題で、沖縄県の安慶田光男副知事と平良敏昭企業局長は22日、同基地を訪ね、解決に向けて県も交えた協議会の発足などを求めた。

米軍嘉手納基地の第18施設群への要請後、取材に応じる安慶田光男副知事(右)=嘉手納町・同基地の第1ゲート前

 県は早急に問題を解決するため、事務レベルで話し合いができる協議会の必要性を訴えた。安慶田副知事によると、対応した第18施設群司令官のドウェイン・ロビソン大佐は、県民だけでなく軍人や軍属も使用する水だとし、「個人的には必要性を理解しているが、発足については上司に報告したい」と述べたという。

 また、使用状況について米側は、1970年代は使用していたが、2011年以降はピーホスを含む製品は使用しておらず、航空機の燃料や作動油にも不使用だと説明。洗浄剤については未調査だと回答があったため、県からさらに詳しい調査を求めたという。

 安慶田副知事は「県の水は県民はもちろん、軍人や軍属、基地内従業員も飲む。県としては一日でも早く発足させたい」と話した。

 また、平良企業局長らは沖縄防衛局にも出向き、新たに質問書を提出。同基地内の河川や排出路でのサンプル採取やピーホス含有製品の使用実態と廃液の処理方法、漏出した場合の具体的な対応方法、過去に漏出した際に県へ通報しなかった理由などを求めた。

 防衛局の宮川均企画部次長は「米側に早急に確認したい」と対応を約束した。